雑 感

ゴ ル フ へ の や っ か み


 先日ゴルフへ行ってのけぞった。参加者20名。50代の男性が多く、そのほとんどが日焼け止めクリームを塗っているではないか。50代の男性は「お肌の曲がり角」か!効果はあるという。皮膚ガンにかからないとか、身体が火照って眠れないのを防ぐのだとか。しかし、これは嘘だろう。実のところは、おしゃれだろう。
 ゴルフは何の魅力があって人を狂気に駆り立てるのだろう。
 8月のことである。灼熱の太陽がまわりの芝を焼きつくさんばかりである。歩くのがやっとというところをクラブを振り回し、直径4.3pのボールを直径10.8pの球穴に入れるのに直線で6.4qもの山の中を歩き回り、打数を競うのである。初心者ならその2倍や3倍は駆け巡るだろう。
 筆者は少なくて年3回、多くて年6回のプレイヤーである。スライスに悩み、ダブリに呻吟し、4パットにうなだれる。そしてスコアを見て、天を仰いでがっくり首を落とす。大体ゴルフの上手なのは何故上手なのか。スポーツ神経が発達しているから?そうではあるまい。ゴルフにはバカ高いキャディフィと時間と仲間とがいる。うまくなろうと思えば練習場にも行くだろう。月に4,5回重ねてゴルフし、仲間とはゴルフ談義で花を咲かし、ゴルフの後ちょっと一杯ともなれば小遣いも大変だろう。サラリーマンや中小企業の社長でゴルフが月何回もできるのは職務怠慢である。
 ゴルフ場もゴルフ場だ。最近では若者が減っているといわれるが、無理もあるまい。バブルがはじけた今、料金を安くしないと今に閑古鳥が鳴くだろう。精算した領収書に、建設協力費とかが記載されており、何故ビジターの者が協力しなければならないのかさっぱりわからない。
 ゴルフの上手い連中は100を切れない我々をせせら笑う。今のコース7打だと言うと、いや8打だと言う。あそこでチョロしたから8打だと訂正する。人のプレーの打数を勘定しているのである。今のは断じてごまかしたのではないのである。プレーに熱中し、打数を間違えたのである。正真正銘、神に誓ってごまかしてはいないのである。その後は気まずくプレーをすることになる。
 某飲食店で南海ゴルフ社長木内善三郎氏にお会いした。そこで「ゴルフを短時間に上手になるコツはありませんか」と訊ねたら、いわく「コツなんてありませんがね。1週間ぐらい海南島かどこかに海外のプレー費の安いところへ行くんですよ。そして朝から晩までゴルフをする。ゴルフのことだけを考えるんです。帰国したらシングルになっていますよ。」
 ゴルフは金と時間の無駄使いなのである。

(忠)