令和2年度 中小企業使えるBCP訓練モデル事業における「訓練概要及び成果」の掲載について
当事業は、受講対象を「徳島県企業BCP認定企業」とし、BCPの習熟度を向上させるとともに、より実践的なBCPとなるための行動・操作手順の図るため、受講企業ごとのオリジナル訓練を実施しています!
徳島県に甚大な被害を及ぼすと想定される南海トラフ巨大地震については、今後30年以内に80%の確率で発生すると言われております。徳島県中央会では、被害の軽減と被災後の早期の復旧・復興を図るため、平成19年度よりBCP各種セミナーの開催、また平成26年度より「BCP策定講座」を開催しており、これまで28社の中小企業がBCPの策定に取り組んできました。
しかし、単にBCPを策定しただけでは、絵に描いた餅になってしまいます。災害時に計画した通りに機能するよう、BCPの実行力を高めるためには、継続して訓練を行うことが重要です。そこで、当会では令和元年度から「中小企業使えるBCP訓練モデル事業」を実施しております。
当事業は、「徳島県企業BCP認定企業」のうち3社に対し、対象企業それぞれ実情に応じたオリジナルのシナリオにより訓練を行いました。その結果、BCPの行動手順を確認できると同時に、BCPの見直しや、各従業員のBCPに対する理解を深めることに繋がりました。
この訓練成果を広く公表するため、受講企業3社のご協力の元、各社の「訓練概要」・「成果・気付き」を当会ホームページに公開させて頂き、BCP策定済の中小企業様はもとより、BCPに興味をお持ちの方々のご参考にして頂けたらと思います。
引き続き、当会では災害に強い企業づくりを実現できるよう、BCPの普及推進に取り組んで参ります。
【令和2年度】